港湾技研報告

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鉄筋コンクリート部材の引張りひび割れ及び曲げひび割れ 挙動(欧文)

港湾技研報告 VOL.001 NO.01 1963.02

執筆者赤塚雄三
所属構造部 (材料施工研究室)

要旨

 鉄筋コンクリートに、高強度鉄筋や異形鉄筋が使用される
機会が増えている。前者では、必要鉄筋量が低滅するため、
鉄筋に作用する応力がかなり増える。また後者では、鉄筋端
部のフックをなくすことができるため、一般的に経済的とな
る。しかしながら、それらの使用に当たって、ひび割れ挙動
がよく分かってはいないため、過大なひび割れや破壊を生じ
させることがある。特に港湾構造物では、引張り、曲げにか
かわらず、鉄筋コンクリート部材のひび割れには注意が必要
である。残念ながらこの分野では、2、3の国を除いては、
鉄筋コンクリート部材のひび割れの評価や制限に関する標準
的手順や規準の類は制定されていない。高強度鉄筋や異形鉄
筋を経済的に、また間違いなく使用していくために、広範囲
の理論的、実験的な研究と、包括的な実態調査を通じて、規
準類を整備することが急務であると考えられる。     
(欧文報告?1)                   


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