港湾技研報告

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標準圧蜜試験における側面摩擦(欧文)

港湾技研報告 VOL.002 NO.01 1963.06

執筆者中瀬明男
所属構造部 (土質試験課)

要旨

 標準圧密試験においては、載荷された圧力が供試体と圧密
リングとの側面摩擦によって減少する。特別な装置によりこ
の側面摩擦を測定し、側面摩擦の概念をテイラーとテルツァ
ギの理論を統合することにより部分圧密状態にまで拡張した
 側面摩擦の測定と解析により下記のような結論が得られた
(欧文報告?3)                   
(a)側面摩擦係数は0.3から0.15の間である。  
(b)通常用いられている供試体の大きさでは、平均的な有
   効圧密荷重は加えられた圧力の75から90%である
(c)mv−pやk−pの関数は、側面摩擦によって影響を
   受けない。                   
(d)一つの圧密段階においては、側面摩擦係数は圧密度の
   増加とともに減少する。             


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