港湾技研報告

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高知港津波防波堤に関する模型実験

港湾技研報告 VOL.003 NO.02 1964.06

執筆者柴山あき彦,木村久雄,武村莞爾
所属水工部

要旨

 高知港は四国南岸の重要港湾であって、室戸岬と足摺岬と
に囲まれた土佐湾のほぼ湾奥に位置している。      
 泊地は広く湾入した浦戸湾内にあるためきわめて静穏な天
然の良港のようであるが、港口附近には多くの隘路が存在し
ている。                       
 港口附近の地型は、太平洋に面している約12?の区間は
狭く屈曲し最小幅員は僅か130m位に過ぎない。    
 港口の西方8?の仁淀川附近より東方12?物部川河口附
近までの一帯は砂浜となっている。           
 潮汐の干満によって港口より流入流出する。潮流の流速は
、広い湾内に対し港口が狭いため非常に速く最大4節以上に
達している。                     
 水理現象として複雑である理論的にのみ追求して行くには
困難があるので、模型実験を主体として必要な定性的及び定
量的な水理量を求める事にしている。          


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