港湾技研報告

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鉛直振動流による造波方式について(欧文)

港湾技研報告 VOL.003 NO.05 1964.08

執筆者合田良美,菊谷徹
所属水工部 (模型試験課)

要旨

 通常の造波装置では、模型で反射された波が再び造波部分
で反射されて実験に使う波を歪める欠点がある。本報告で取
り上げたのは、水路の底から出入する鉛直振動流によって波
を発生させる造波方式で、造波部からの反射率は実験の結果
約16%と推定され、造波部からの反射波が極めて小さい特
徴がある。                      
 この方式によって生ずる波については、その速度ポテンシ
ャルがフーリエ変換を利用して求められ、発生波高および造
波部の圧力の計算式が導かれた。実験結果では、発生波高が
理論値の80%、造波ピストンに作用する力が計算値の12
0%となった。(欧文報告?9)            


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