港湾技研報告

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垂直控え杭の横抵抗について

港湾技研報告 VOL.004 NO.02 1965.02

執筆者久保浩一,三枝富士男,鈴木敦巳
所属構造部 (基礎工研究室)

要旨

 実験の結果、杭と壁体との間隔が小さく、壁体背後の主働
領域と杭の前面の受働領域とが重なり合う場合には、その重
なり合いの程度に応じて、杭の横抵抗が低下することが認め
られた。したがって、壁体に近い所に控え杭を設ける場合に
は、横抵抗の低下を考慮に入れなければならないことになる
。しかしこのような場合においても、仮想地表面を考えるこ
とによって、杭の挙動は容易に推定できることが明らかとな
った。そこで、これらの結果に基づき、われわれは垂直控え
杭の設計に関し、一つの提案を行なった。        


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