港湾技研報告

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埠頭の貨物取扱い能力についての研究

港湾技研報告 VOL.004 NO.08 1965.11

執筆者工藤和男,高野聖三,奥山育英
所属設計基準部 (計算室)

要旨

 問題点の第一は、待ち合せ理論を適用する際の“入港船の
時間的な分布”、“サービスの時間的な分布”などについて
充分な統計的な検討が加えられていないことである。第2は
これらのモデルにおいて“我々が制御出来る変数(Cont
rol variable)”がはっきりと把握されていな
いこと、第3は定常状態のみが扱われていて遷移状態につい
ての取扱いがないことである。これらとやや異質の問題とし
て評価の基準をどうとるかという問題がある。      
 本報告においては第1、第2、第3の問題点についてこれ
を掘り下げ、これまでの解析をさらに一般化した形でモデル
を構成し、電子計算機を用いて、シミュレーションと解析的
な方法の両者によって解を求めた。           
 シミュレーションにおいては遷移状態についての検討を加
え、その原型となる単純な攪乱が加わったときの系の拳動に
ついてその扱い方を示した。              


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