港湾技研報告

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有限振幅重複波ならびにその波圧に関する研究

港湾技研報告 VOL.005 NO.10 1966.06

執筆者合田良実,柿崎秀作
所属水工部 (模型試験課)

要旨

 重複波の波圧ならびにその他の諸特性を調べるには、精度
の十分高い理論計算を行なわなければならない。本報告では
、TadjbakshとKellerが求めた第3次近似解
を拡張して、重複波の速度ポテンシャルの第4次近似解を求
め、この結果をすべて計算機用のFORTRANプログラム
に書き換え、これによって波形、波圧などについて広範囲の
計算を行なった。特に波圧については、近似解の特性から生
ずる表面圧力の残差項を補正した計算を行なった。この修正
第4次近似解の計算結果は、水深波長比がh/LA=0.0
5〜0.3の範囲の波について実験結果と良く一致しており
、実用上十分の精度があるものと考えられる。      
 以上の理論、数値計算、および実験の成果に基いて、重複
波の波圧その他の計算図表を作成した。         


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