港湾技研報告

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異形ブロックの波力減殺効果に関する研究

港湾技研報告 VOL.006 NO.04 1967.04

執筆者森平倫生,柿崎秀作,菊谷徹
所属水工部

要旨

 異形ブロックの波力減殺効果を系統的に把握し、あわせて
設計標準の作成を行なう目的で消波用異形ブロックとしてテ
トラポットを選び、消波工の形状をA型、B型、C型の3種
類、海底勾配を1/10、1/25、1/50の3種類を選
び、検討を加えたものである。なお、基礎実験に採用した静
水面でのテトラポット消波工の幅は、A型、B型、C型につ
いてそれぞれ4層幅、2.5層幅である。        
 消波工天端幅はすべての消波工についてテトラポット2層
幅としている。                    
 実験の結果、波力減殺の観点から消波工を堤体前面に投入
するときは、消波工の天端高と堤体の天端高を一致させ、さ
らに静水面での消波工の幅が異形ブロック4層幅以上必要で
あることが判明した。                 


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