港湾技研報告

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駿河湾台風6626号綜合調査研究報告−田子浦海岸堤防模型実験−

港湾技研報告 VOL.006 NO.07 1967.08

執筆者川上善久,谷本勝利
所属水工部 波浪研究室

要旨

 台風6626号によって被災した田子の浦海岸堤防の越波
に関する模型実験の経過ならびに結果をとりまとめたもので
ある。                        
 駿河湾の湾奥にあたる田子の浦港を中心とした海岸は、既
にW.D.L上13.8〜15mの天端高を有す海岸堤防が
築堤されており、しかも汀線から100〜150m陸側に位
置していたのにもかかわらず、海水が海岸堤防を越えさらに
100m以上背後にある砂丘堤も越流して、背後に被害を与
えた。                        
 この模型実験にこのような当時の現象を究明し、次のよう
な対策案を検討するために行なわれたものである。    
 (1) 現在堤の補強嵩上げによる方法        
 (2) 現在堤背後に第二壁体を設ける方法      
 (3) 現在堤の海側に別の堤体を設ける方法     


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