港湾技研報告

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波高補正係数に関する一考察(欧文)

港湾技研報告 VOL.006 NO.08 1967.12

執筆者広本文泰
所属水工部 波浪研究室

要旨

 本報告では、Skjelbreiaの3次近似の速度ポテ
ンシャルを使って水中圧力の一般式を求め、これをもとにし
て圧力変動の各調和成分の大きさと相対水深や波形勾配など
の波の特性との関係について考察したほか、水面変動につい
ても同様の検討を行った。水面変動については、さらに計算
された各調和成分の大きさと、合田が水路実験で得たデータ
との比較を行ない、相対水深d/L〉葦渥扱の範囲では、3
次近似解は実験値とかなりよく合致することを確かめた。 
 以上の考察にもとづいて、進行波の非線形性の影響を考察
した波高補正係数の大きさについて具体的に評価したほか、
算定値と浜田・光易・長谷の規則波を使った水路における実
験値との比較を行ない、その結果、実験値は全体の傾向とし
て算定値に則した変化をしているが、個々については実験値
の方が少し大きくなることを見出した。(欧文報告?13)


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