港湾技研報告

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斜面安定解析におけるビショップ法とチェボタリオフ法の比較

港湾技研報告 VOL.007 NO.04 1968.12

執筆者野村健司,早藤能伸,長友文昭
所属土質部 土性研究室

要旨

 三つの斜面破壊例、およびいくつかの斜面の例に対して、
ビショップの簡易法、およびチェボタリオフ法で計算し、比
較検討をした。                    
 破壊例において、チェボタリオフ法は、Fs=0.97〜
1.01の範囲であったが、ビショップ法による値は、チェ
ボタリオフ法の値に対して、6%〜27%大きな値を与えた
。                          
 ビショップ法は、その下限の値が(−tanα・tanΦ
)max(>0)で与えられるので(深いすべり円の場合に
)異常に大きな値を与える可能性がある。        
 深いすべり円が起りえる港湾分野において、間ゲキ圧が静
水圧で表わされる場合は、チェボタリオフ法を用いた方がよ
いと思われる。                    


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