港湾技研報告

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冲積粘土のボーリングおよびサンプリングに関する研究(第4報)

港湾技研報告 VOL.008 NO.02 1969.06

執筆者松本一明,堀江宏保,奥村樹郎
所属土質部 (土質試験課)

要旨

 今回の野外実験ではサンプリング方法の相違が土の強さに
及ぼす影響について調べた。次の諸点が明らかとなった。 
 (1) フォイルサンプリングについては、今回の結果で
は10〜20%強度の減少が認められており、土の強さを求
めることを目的としたサンプリングには好ましくない。  
 (2) 追切りの効果は、サンプリングチューブの刃先部
10?に認められるが、全体的にみた場合ほとんど差異はな
く追切りの複雑な操作を考慮すれば引抜き方法でも十分であ
る。                         
 (3) 押込方法は連続的に行ない、押込速さは高速(2
0?/sec)均一に行なうことが乱れのもっとも少ないよ
い結果を得る。                    


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