港湾技研報告

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長周期波に対する防波堤の効果に関する計算(第5報)−八戸港の津波計算−

港湾技研報告 VOL.008 NO.03 1969.09

執筆者伊藤喜行,谷本勝利,木原力
所属水工部 (防波堤研究室)

要旨

 第4報、1968十勝沖地震津波に対する大船渡津波防波
堤の効果に関する計算に引続き、津波によって一部防波堤の
倒壊という港湾被害の生じた八戸港に対し、津波の数値計算
を行ない、その結果をとりまとめた。          
 計算は単一正弦入射波列および不規則入射波により、現状
地形のほかに過去の防波堤配置、将来計画等について実施し
た。                         
 その結果、八戸港における複雑な防波堤配置のもとでの津
波現象の基本的特性、津波防波堤の効果、港形変化の影響等
が解明された。また、1968十勝沖地震津波における河原
木防波堤倒壊の主原因である堤内外の水位差についても、計
算においてその傾向が明白に求められた。        
 なお、附録に格子感覚のとり方による進行波の変形につい
て検討している。                   


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