港湾技研報告

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空港舗装用アスファルト材料の耐摩耗性とその試験方法について

港湾技研報告 VOL.008 NO.03 1969.09

執筆者赤塚雄二,関博,小野寺幸夫
所属構造部

要旨

 滑走路の着陸接地帯は、航空機の着陸時に車輪による摩耗
はく離作用を受ける。本報告は滑走路舗装表層における摩擦
による破損の程度を定性的に捉えることを目的としたもので
ある。摩耗現象を実験的に再現するために、舗装材料摩耗試
験機を試作した。本試験機は、周速200?/hrで回転す
る動輪により、供試体に一定時間摩耗作用が負荷される構造
であって、接着圧、接着時間はある範囲内で任意に変え得る
。今回、取り上げた試料はアスファルト合材であり、アスフ
ァルトの種類、アスファルト量、骨材の粒度などを要因とし
て選定した。15種の成形試験片の摩耗試験を実施し摩耗作
用を受ける舗装材料の破損の経緯を考察し、各種の要因が耐
摩耗性におよぼす影響を明らかにした。         


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