港湾技研報告

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捨石均し機の開発

港湾技研報告 VOL.009 NO.01 1970.03

執筆者小岩苔生,大平勝,平山勇,白鳥保夫
所属機材部 (特殊作業船開発室)

要旨

 本報告はケーソンマウンド等の捨石し均し作業を機械化す
るための捨石均し機の試作と、本機による実験について述べ
たものである。試作捨石均し機は下部に起振機を有し、2個
の偏心ウエイトの対向回転により、均し機に振子運動を生じ
させるものである。均し作業はこの均し機をつり下げて水平
に移動する事により、均し機下部の均し刃にて行う。試作機
は実験用の小形のものである。             
 5〜10?の石のマウンドの場合、均し幅1m、均し深さ
0.1m、均し速度10m/minで均し作業が行えたが、
20〜40?の石のマウンドでは均し速度をこれより遅くす
る必要があった。                   
 本方式の捨石均し機では、振動数を高める事によって大き
な起振力が得られ、また捨石均し時の不平衡力による均し機
のねじれが少なくなり、より安定した作動が得られるものと
思われる。                      


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