港湾技研報告

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アルミナセメントを使用したプレパックドコンクリートの諸特性について

港湾技研報告 VOL.009 NO.03 1970.09

執筆者青木義典,関博,小野寺幸夫
所属構造部 (材料施工研究室)

要旨

 アルミナセメントを使用した注入モルタルおよびプレパッ
クドコンクリートの基礎的各種特性試験を実施し、材令28
日に至る試験結果から、アルミナセメントのプレパックドコ
ンクリート用セメントとしての適用法を検討した。    
 注入モルタルについては、所要配合条件を満足する範囲に
おいて、流下時間、ブリージング率、膨張率、凝結時間など
の一般的特性を明らかにした。水結合材比と圧縮強度、材令
と転位強度に関し検討を加え、混和剤(アルミニウム粉末、
焼石こうなど)の混入効果を調べた。          
 アルミナセメントを用いたプレパックドコンクリートに関
しては、急速硬化による発熱の程度、養生条件および材令が
転位強度におよぼす影響などを検討した。さらに、練り混ぜ
水としての海水使用の可否、粗骨材空隙水としての海水の強
度におよぼす影響について実験を行った。        


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