港湾技研報告

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多層系路盤面上におけるK値の推定方法に関する研究

港湾技研報告 VOL.011 NO.01 1972.03

執筆者須田?,佐藤勝久
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 コンクリート舗装のスラブ厚さの設計は路盤上のK値に基
づいて行なう。しかし、一般に設計の条件として求めるのは
路床のK値だけであり、何らかの方法によって路盤上のK値
を推定するか、あるいは所要の路盤K値となるように路盤厚
さを決定してやることが必要である。この報告では2層系弾
性理論の応用により、多くの試験結果から下層の弾性係数の
値をも考慮した路盤効果の算定法を開発した。この方法を用
いれば任意の多層系路盤面上でのK値の推定が可能である。
粒状材料の他に最近使用されることが多くなった安定処理材
に対しても結果を取りまとめた。            
 この他、1層地盤および多層系路盤面上でのK30からK
75への換算の方法を考え、合理的な換算係数の決定法を提
案している。路床の現場CBRとK値の相関々係についても
試験結果に基づき考察を加えている。          


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