港湾技研報告

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浮防波堤の水理に関する近似理論と応用

港湾技研報告 VOL.011 NO.02 1972.06

執筆者伊藤喜行,千葉繁
所属水工部 (防波堤研究室)

要旨

 短形浮体の防波効果やその運動、作用波力に関し、断面的
取扱いにより近似理論を誘導して、各種の考察結果を示した
。この近似理論は、速度ポテンシャルを用いた従来の理論解
における無限級数項を省略したものにほぼ相当する。   
 浮体の挙動に関する基本方程式は簡単に表現され、解は容
易に求められて簡便かつ統一的な形に表示でき、各種の関連
因子の影響も明確に把握し得る。            
 本報告では、固定浮体、自由浮体、バネ繋留浮体、緊張繋
留浮体などを扱って結果を示し、また附加質量・附加質量モ
ーメントの内容、固定浮体と運動浮体との関係など基本的事
項を明らかにしたほか、弛緩繋留浮体における衝撃的張力な
どについても考察した。                


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