港湾技研報告

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雑貨埠頭の上屋・倉庫のシステム設計(第2報)

港湾技研報告 VOL.012 NO.03 1973.09

執筆者早藤能伸,工藤和男
所属設計基準部 (システム研究室)

要旨

 第一報(港研報告Vol.11、?4)で雑貨埠頭の上屋
・倉庫の容量の決定法についての解析的な扱いについて報告
した。この場合はモデルの性質から現象の細部については捨
象せざるをえなかった。今回は第二報としてシミュレーショ
ンモデルによるアプローチを試みたが解析的なモデルとの差
は次のような諸点である。               
 ?)本船の着岸待ち合せをモデル中に組み込んだ。   
 ?)荷役速度を可変なパラメーターとして入れて荷役時間
   の影響を分析できるようにした。         
 ?)揚、積の関係を実際に則して組み込み、揚荷完了後積
   荷を開始することとした。            
 ?)在庫量の変動を平均値、分散のみならず、時系列と頻
   分布で求められるようにした。          
 これらの改良により、一層実用的な解が得られたと考える
。平均滞留時間が2週間の場合では両者の差は約10%程度
である。                       


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