港湾技研報告

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エアリフトの揚水特性について

港湾技研報告 VOL.012 NO.03 1973.09

執筆者岡山義邦,八木得次
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 エアリフトによる固体輸送の前段階として、パイプ浸水率
を変化させた場合の揚水性能および、垂直管内の基礎的性質
を知るための実験を行なった。             
 管内差圧より推定されたボイド率を、理論的に得られた垂
直管内二相流の平衡式に用いることにより、揚水量曲線なら
びに効率曲線が得られた。               
 この結果、揚水量、効率はともに、管内二相流の流動パタ
ーンに大きく依存すると同時に、浸水率によっても著しく異
ることがわかった。なお、今回観察された流れは、主として
、ピストン流とスラグ流であったが、後者におけるボイド率
ならびに気相速度は、従来のポンプ圧送による垂直管内気−
液二相流の実験結果と、非常によく一致することもわかった
。                          


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