港湾技研報告

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鹿島港建設に伴なう海底地形変化について−事例研究−

港湾技研報告 VOL.013 NO.04 1974.12

執筆者佐藤昭二,田中則男,佐々木克博
所属海洋水理部

要旨

 大規模な砂浜港の建設過程で生ずる周辺海底地形の変化を
、ケースヒストリー的に取りまとめ一連の作業として、第1
に鹿島港の場合が取り上げられている。         
 鹿島港は、鹿島臨海工業地帯の中核として、昭和37年に
着工され、昭和47年度末の時点で、北防波堤1050m、
南防波堤4050mが施工済みであり、総計約4500万立
方米に達する土砂が海浜に投棄されている。       
 この結果、広域にわたって顕著な海底地形の変化が起って
いるが、本報告では、工事の進捗状況に従って、次のような
項目について、その地形変化の状況が詳述されている。すな
わち、イ)船溜建設過程での地形変化と船溜の埋没、ロ)港
内に生ずる円孤形汀線の特性、ハ)大量な土砂投棄によって
生じた南海浜での地形変化、ニ)南防波堤の伸長に伴う北海
浜での決壊と北防波堤近傍港口付近の埋没、ホ)港周辺の土
砂の収支、ヘ)防波堤周辺の局所洗掘とマウンドの安定。 


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