港湾技研報告

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空港舗装路盤としてのコーラルリーフロックの評価(第1報)

港湾技研報告 VOL.014 NO.02 1975.06

執筆者佐藤勝久,福手勤,浅島豊明,渋谷英男
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 本報文では空港舗装路盤材料としてのコーラルリーフロッ
クの評価を実験的に、また弾性計算で試みている。    
 その結果、修正CBRは基準を充分に満足し、普通の路盤
材としての強度は期待できることがわかった。さらに自硬性
により一軸圧縮強度もある程度期待できるが、水浸に対して
弱いことがわかった。                 
 耐水性の改善の一方法として、セメント安定処理を施した
結果、耐水性、強度特性、変形特性いずれも大きく改善され
、疲労特性にも良好な性質がみられた。また自癒性の検討も
行い、セメント量が少ないほど顕著なことが認められた。 
 そのような結果をもとに、空港アスファルト舗装断面を仮
定し、弾性計算を行って舗装各部の応力、ひずみを検討した
ろころ、添加セメント量は2〜3%が適当と推定されさらに
その時いくらかの等値換算係数が考慮できることも推定され
た。                         


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