港湾技研報告

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超軟弱粘土の圧密定数の決定法

港湾技研報告 VOL.014 NO.04 1975.12

執筆者梅原靖文,善功企
所属土質部 土性研究室

要旨

 本報文は、標準圧密試験が困難な高含水比粘性土の圧密定
数の決定法として、定率ひずみ方式による圧密試験法を提案
している。この方法は片面排水条件のもとで供試体に強制的
変位を一定速度で与え、供試体上下面で実測される圧密圧力
、間げき水圧および沈下量からf−logp’関係を、また
層厚の減少を考慮して圧密係数Cvを決定するものである。
 一方、層厚90?の模型粘土地盤の自重による圧密沈下な
らびに間げき水圧が深さ10?毎に測定された。これらの圧
密現象を定率ひずみ方式の圧密試験から得れた結果を用いて
解析することにより、定率ひずみ方式の圧密試験が、高含水
比粘性土の圧密定数を決定するための試験法として有用であ
ることが確認された。                 


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