港湾技研報告

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空港舗装用アスファルトコンクリートのレオロジー的考察

港湾技研報告 VOL.015 NO.03 1976.09

執筆者福手勤,佐藤勝久,渋谷英男
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 空港アスファルトの舗装のわだちぼれ対策の1つとして、
アスファルトコンクリートに注目し、4種類の混合物に対し
て3つの温度条件で、クリープ試験および繰返し三軸圧縮試
験を行なった。                    
 その結果、使用バインダーが同一ならばギャップ粒径の骨
材を用いたものの非回復性ひずみは、応力が小さいうちは他
の骨材を用いたものよりも小さいが、応力が大きくなると他
のものよりも大きくなることが確認された。また、ゴム・樹
脂を添加した特殊アスファルトを用いたものでは、応力の大
小によらず非回復性のひずみは小さいことも確認された。 
 その他、アスファルトコンクリートのクリープコンプライ
アンスがアスファルトのスティフネスで整理されること、ま
た一般化Voigtモデルでよく近似できることも確認され
た。                         


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