港湾技研報告

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車止めの塗装の標準化について

港湾技研報告 VOL.017 NO.02 1978.06

執筆者伊藤隆夫,阿部正美,久保清志,石塚修次
所属設計基準部

要旨

 車止めの堅ろうで美しくかつ経済的な塗装系を検討するた
め、昭和47年4月に北九州港において素地調整、塗装系等
を変えて塗装試験を実施した。試験実施後、5年6ケ月を経
過した昭和52年10月に車止めの塗膜等の評価を行った結
果、次のことがわかった。               
?素地調整は塗膜の耐久性を左右する最大の要因である。 
?塗装系については、1種ケレン高強度タイプが塗膜の評価
、経済比較からみて最も優れている。2種ケレンの素地調整
では、2種ケレン標準設計タイプよりむしろ2種ケレン従来
タイプの方が優れている。               
?反射シートは、良好な塗膜上にはってあれば十分な耐候性
がある。                       
?強化合成樹脂製の車止めについては、十分に検討して使用
すべきである。                    
 以上の結果をふまえて、車止めにおける塗装の標準設計改
訂の提案を行った。                  


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