港湾技研報告

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港湾計画における財政に関する研究(第二報)−財政モデルの基本構造と試算結果−

港湾技研報告 VOL.018 NO.03 1979.09

執筆者矢島道夫,中村松子
所属設計基準部

要旨

 本論は,現行の財政制度のもとで,港湾管理者財政の将来
推移を予測するモデルを提示したものである。この財政モデ
ルは,年度ごとの施設整備計画,施設使用料等の料率および
管理者が負担する施設整備費の公債依存度を政策変数とし,
将来の管理者財政について,毎年度の資金需給や損益支等を
明らかにするものである。これらの政策変数について幾つか
の代替案を用意し,この財政モデルからえられる各々の結果
を比較検討することによって,財政的観点から実行可能でよ
り望ましい港湾計画を作成し,適切な財政政策を決定するこ
とが可能である。                   
 本論では,                     
 1)この財政モデルの基本構造            
 2)清水湾の管理者財政についての試算        
 3)この試験結果から、本モデルの使い方の事例    
を示した。                      


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