港湾技研報告

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繰返し荷重を受ける鉄筋コンクリートばりの疲労強度(第2報)

港湾技研報告 VOL.019 NO.03 1980.09

執筆者上田茂,小島晃
所属構造部 海洋構造研究室

要旨

 鉄筋コンクリートばりの両張りおよび片振りの繰返し載荷
試験を実施し,鉄筋コンクリートばりの破壊形式および疲労
強度を検討した。試験ばりは,コンクリート強度,鉄筋比,
スターラップ量などが異る複鉄筋長方形ばりである。試験ば
りの載荷には,電気油圧式振動疲労試験機を用いた。   
1)試験ばりの破壊形式はスターラップ量およびコンクリー
ト強度の影響を受ける。                
2)両振りおよび片振りの疲労強度の差は鉄筋の最大応力度
と応力度振幅を指標にとれば同一レベルで評価できる。  
3)両振りおよび片振りの両方を包含する100万回および
200万回の疲労強度曲線が得られた。         
4)くり返し荷重を受ける鉄筋コンクリートばりの残留ひび
われは幅、岡村の式あるいは港研の式で得られる計算値と一
致した。.


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