港湾技研報告

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組杭式プラットホームの地震応答観測と応答計算

港湾技研報告 VOL.020 NO.03 1981.09

執筆者上田茂,白石悟
所属構造部 海洋構造研究室

要旨

 組杭式プラットホームにおいて地震応答観測を実施し,合
計10本の地震応答記録を取得した。取得した記録を解析し
,対象とした構造物の振動特性を検討した。また,一質的モ
デルを用いて,プラットホームの地震応答計算を行い,応答
計算値と実施値とを比較した。その結果,シーバースのロー
ディングプラットホームのように送油配管や連絡橋で周辺の
施設と連結している構造物では,それらの剛生の影響を考慮
してモデル化する必要が明らかになった。また,地震応答観
測結果から,観測対象としたプラットホームの減衰定数は,
バース係船法線直角方向で0.03,法線平行方向0.04
であった。また,杭の付加質量係数としては1.0を用いる
のがよいことが判った。これらの諸定数を用いた地震応答計
算結果は、観測結果と良く一致した。


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