港湾技研報告

一覧へ戻る

付着油除去システムの開発実験

港湾技研報告 VOL.021 NO.02 1982.06

執筆者奥出律,松本茂
所属機材部 (特殊作業船開発室)

要旨

 岩礁や護岸、海浜などに漂着し付着した流出油を除去する
技術について研究した。                
 岩礁等に付着した油に対しては水ジェット法を適用し、そ
の付着油はく離性能を定量的に評価した。また、その性能を
向上させるために、砂混入ジェット法が有効であることを明
らかにした。                     
 一方、海浜に付着した油の除去方法として、超音波洗浄法
の研究を行い、油汚染砂連続油分除去システム(砂・油水ス
ラリージェット・超音波洗浄併用法)を開発した。    
 また、海浜砂への流出油の付着機構に関する実験を行い、
油汚染される海浜の範囲と砂量を検討するとともに、油の付
着したごみと海浜砂を分離する技術についても言及した。


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.