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大河川河口部周辺の移動床模型実験−吉野川河口周辺地形変化について−
港湾技研報告 VOL.022 NO.02 1983.06
執筆者 | 加藤一正,田中則男,木村久雄,赤石正廣 |
所属 | 水工部 |
要旨 | 本報告は、吉野川河口右岸海岸の埋め立てが、河口周辺の 砂州、海底砂堆の変化に及ぼす影響を石炭粉を用いて移動床 模型実験(水平縮尺1/220、鉛直縮尺1/100)で検 討したものであり、特に現地自然条件と現況再現実験につい て詳しく述べている。 実験では、地形変化の外力として、吉野川の洪水、波浪、 潮汐が考慮された。模型の時間縮尺は、砂州の変形の相似性 より、実験8潮汐(約4.5時間)が現地3.3年に相当す ると判断された。 将来予測実験では、洪水と波の作用を交互に2回くり返し 発生させた。その結果、埋め立て地形の影響は、すぐ近傍の 局所的な範囲の地形変形に現われるだけで、砂州変形の大勢 の及ぶものではないことが明らかになった。 |
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