港湾技研報告

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多量データを対象とする等値線自動描画アルゴリズムの開発

港湾技研報告 VOL.022 NO.02 1983.06

執筆者橋本典明,高橋智晴
所属水工部 (高潮津波研究室)

要旨

 通常、電算機用として一般的に備えられている等値線描画
プログラムでは、例えばリモートセンシングデータのように
数十万〜数百万個といった多量の格子点の値を用いる場合に
は、主としてメモリーの関係で適用することができない。 
 そこで簡単なアルゴリズムを有し、かつあまりメモリーを
要しない等値線描画プログラムを開発して、リモートセンシ
ングデータに適用した。さらに本プログラム多種多様なデー
タに適用するための汎用化の方法を検討し、その一例として
補間機能を付加することを試みた。           
 リモートセンシングデータに対する本プログラムの適用結
果は、作図の確実性、処理時間、所要メモリー等に関して十
分満足すべき結果が得られ、その実用性が確認された。また
一般的な離散化データに補間処理を施して等値線を描画する
際の問題点、注意事項等を示し、今後の汎用化のための2、
3の検討を行った。                  


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