港湾技研報告

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吹送流に関する風洞実験−吹送流の発生に及ぼす反流の効果−

港湾技研報告 VOL.022 NO.02 1983.06

執筆者鶴谷広一,中野晋,加藤始,一戸秀久
所属海洋水理部 (水理研究室)

要旨

 風洞水路における吹送流を、反流の生じる場合と生じない
場合について実験により検討した。           
 反流ありとなしでは表面の大きさに違いがあり、反流あり
の場合表面流速は平均風速の3.3%となることがわかった
。反流のあるなしで風洞内圧力で補正した水面勾配には差が
あらわれなかった。                  
 吹送流の流速分布式を、反流のある場合とない場合につい
て導いた。この式を使って風の条件から推定した表面流速は
水深の関数となること、そして、これまでの他の研究者の結
果がこの水深の違いでほぼ説明できることが確認された。 


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