港湾技研報告

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二重矢板式構造物の力学的特性に関する研究

港湾技研報告 VOL.023 NO.01 1984.03

執筆者大堀晃一,荘司喜博,高橋邦夫,上田寛,原道彦,川井豊,塩田啓介
所属設計基準部 (設計基準研究室)

要旨

 二重矢板式構造物の力学的特性を明らかにするため、力学
的挙動の計算モデルを誘導し、模型実験によりモデルの検証
を行い、最後に、設計計算への適用について検討している。
力学的挙動計算のモデルは、中詰完了時と水平外力作用時に
分けて作られいる。                  
 水平外力作用時は、地盤面より上部を矢板と中詰砂の複合
構造、地中部を横抵抗ぐいとみなして理論解を求め、中詰砂
及び地盤の弾塑性を考慮した計算モデルを誘導している。 
 計算値と実験値の比較から、計算モデルは模型の挙動をか
なりよく説明できることを明らかにし、設計計算へ適用する
場合の土質定数の決め方等を検討している。       


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