港湾技研報告

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港湾経済効果の計測手法(第3報)−利用効果の帰属−

港湾技研報告 VOL.023 NO.03 1984.09

執筆者稲村肇
所属設計基準部 (計画基準研究室)

要旨

 本研究は港湾開発によって生じる経済効果を港湾帰属付加
価値という形で計測する手法の理論開発、モデル開発及びそ
の実証分析を行ったものである。本研究で得られた主たる結
論は以下のとおり。                  
a) 物資の流動に伴い各流通断面で生じる付加価値を分析
  することにより、便益の発生時期、発生場所、帰属全体
  が明確になる手法が提案された。          
b) 付加価値の分配に際しては負の平均生産力に対応する
  単位費用という概念を導入し、限界生産力理論を中心と
  する経済理論との関係、産業立地、設備投資を中心とす
  る経済動向との関係の中で、その分配法の妥当性を論証
  した。                      


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