港湾技研報告

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土砂輸送パイプの摩耗に関する研究(第2報)−大口径ポリウレタンライニング管の耐摩耗性に関する現地実験(苫小牧,岸和田)−

港湾技研報告 VOL.024 NO.02 1985.06

執筆者岡山義邦,浜田賢二,筌場和宏,中村裕二
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 大口径鋼管(D=0.75m)とポリウレタンライニング
管(ライニング厚6?)に対する摩耗調査を実際に稼働中の
ポンプ浚渫船により実施した。             
 現地調査は苫小牧と岸和田の2箇所で行った。それぞれの
土質は苫小牧が砂及び砂質シルトであり摩耗期間中の総通過
土量は約173万mであった。岸和田の場合は礫主体の土質
であり、116万mの土砂が摩耗期間中に通過している。 
 この報告では鋼管及びポリウレタンライニング菅の詳細な
菅断面に対する摩耗量分布を示すと同時にポリウレタンライ
ニングの耐摩耗性を明らかにしている。さらに、ポリウレタ
ンの耐摩耗性で流動パターンにより著しく影響されることに
よる摩耗パターンの違いを論じ、ポリウレタンライニング管
を浚渫用配管としてあるいは一般の摩擦性の高い物質のスラ
リー輸送に使用する場合の有利性及び問題点を指摘している
。                          


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