港湾技研報告

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遠心力載荷装置の開発とその適用(欧文)

港湾技研報告 VOL.024 NO.03 1985.09

執筆者寺師昌明
所属土質部 地盤改良研究室

要旨

 土の模型実験では、地盤の挙動を考える際に無視しえない
自重の効果を再現できないため、その成果が極めて制限され
た価値しか持ちえなかった。近年、注目を集めている遠心載
荷実験手法は模型を大加速度の場に置くことで、この制約の
ほとんどを解消するものである。            
 港研では港湾の分野の技術開発を促進するために、昭和5
0年から7年の期間をかけて、搭載質量2.7t、常用最大
加速度115gの世界最大級の遠心載荷装置を設計・製作し
た以来、3年間本格的に広範なテーマについて実験研究を実
施してきた。                     
 本報告では、遠心場の実験の相似則、港研の装置ならびに
周辺機器(電気的・光学的計測機器)の紹介と、現在までの
研究の成果を概要で示す形で、確立されたきた実験手法を紹
介する。                       


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