港湾技研報告

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電気防食調査に基づく防食電流密度の検討

港湾技研報告 VOL.025 NO.01 1986.03

執筆者横井聰之,阿部正美
所属構造部 (材料施工研究室)

要旨

 流電陽極方式の電気防食を適用している港湾鋼構造物に対
して行った電気防食調査の結果から、防食電流密度の検討を
行った。主要な結論は次のとおりである。        
 (1) 防食電流密度(定常値)と水質との関係は、アン
    モニウムイオン濃度と塩素イオン濃度を指標に表す
    ことができる。                
 (2) 鋼材の干満帯部分が被覆されていると防食電流密
    度が小さいことが確認された。         
 (3) 陽極の寿命が設計値を満足するか否かは、防食電
    流密度の設計値、水質、鋼材の干満帯部分の露出の
    有無から推定することができる。        


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