港湾技研報告

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海洋構造物におけるコンクリート柱・はり接合部の耐力・変形性状(欧文)

港湾技研報告 VOL.025 NO.03 1986.09

執筆者清宮理,横田弘,横井聰之
所属構造部 (沈埋構造研究室)

要旨

 コンクリート製海洋構造物の施工の迅速性、容易性、建設
費の低減等の観点から、陸上で製作したプレキャスト部材を
現地で接合して構造物を建設する工法の採用が考えられる。
プレキャスト部材を用いた構造物には、部材同志の接合部が
存在する。海洋環境下で強大な波浪外力を繰り返し受け、か
つ鉄筋等の鋼材の腐食の発生・進行を極力押さえなければな
らない海洋構造物では、接合方法の選定に十分注意を払う必
要がある。                      
 海洋環境下で採用可能な接合方法を構造力学的に調べるた
め、コンクリート柱・はり接合供試体の静的載荷実験を実施
した。本報告では、これらの実験結果について述べ、一体接
合構造との比較、検討を通して、接合構造の力学的性状につ
いて考察を行った。さらに、限界状態設計法により接合構造
の終局耐力およびひびわれ幅を算定し、実験結果との比較を
通して、本設計法の適用性を検討した。         


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