港湾技研報告

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コンクリート舗装の新しい目地構造の開発

港湾技研報告 VOL.026 NO.01 1987.03

執筆者八谷好高,佐藤勝久,田中孝士
所属土質部

要旨

 コンクリート舗装の目地について、試験舗装に対する載荷
試験ならびに有限要素法を使用した数値解析を実施すること
によって合理的な目地構造を開発した。         
 この目地構造はかぎ型目地の発展型で、凸部と凹部の目地
部材のかみ合わせにより荷重を伝達するものであるが、1)
応力集中の程度が小さくなるように、目地部材の角ばりをな
くして、曲線形状とし、2)目地が開いても荷重伝達機能が
良好なように、目地部材に水平部分を設けて凸部と凹部の目
地部材が接触できるようにし、さらに、3)目地部材が破壊
する危険性を小さなものとするために凸部の目地部材のプレ
キャスト化を図った。                 
 目地構造の部材寸法として、1)目地部材の厚さはコンク
リート版厚の0.2倍、2)目地部材の曲線部分の長さはコ
ンクリート版厚の0.1倍、3)目地部材の水平部分の長さ
はコンクリート版厚の0.1倍を提案する。       


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