港湾技研報告

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コンクリート舗装構造の非破壊評価法の開発−フォーリングウェイトデフレクトメーターによる−

港湾技研報告 VOL.026 NO.02 1987.06

執筆者八谷好高,佐藤勝久,田中孝士
所属土質部

要旨

 任意の高さから重錘を自由落下させることにより舗装に衝
撃荷重を加えてそれに対する舗装の応答としてたわみを測定
するフォーリングウエイトデフレクトメーター(FWD)を
使ったコンクリート舗装構造の非破壊評価法を開発した。 
(1) コンクリート版の深さ方向の温度変化によるコンク
   リート版のそりの影響を小さくするためには、FWD
   による測定を版中央部では夜間に、目地部では日中に
   行うべきである。                
(2) コンクリート版中央部でのFWDの測定値から、コ
   ンクリートの弾性係数と路盤支持力係数を算出するこ
   とができる。                  
(3) 目地部でのFWDの測定値を使って、目地の荷重伝
   達機能と、路盤の永久変形等によって目的地に生ずる
   版と路盤の間の空隙の有無、その大きさが推定できる
   。                       
(4) 目的地での推定値でけを使っても、(2)、(3)
   に示した点がおおよそ推定できる。        


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