港湾技研報告

一覧へ戻る

歩行式水中調査ロボットの開発(欧文)

港湾技研報告 VOL.026 NO.05 1987.12

執筆者岩崎峯夫,高橋英俊,秋園純一,梅谷登志文,根本孝志,朝倉修,麻山和正
所属機材部 (作業船研究室)

要旨

 従来の水中調査ロボットは、浮遊しながら移動するため、
見るに適していても測ることに適さない。そこで、位置を安
定に保て、見ると測るに適した歩行式の水中調査ロボットを
開発することにした。                 
 第1号機は、陸上歩行機で、歩行機能確認用として製作し
た。第2号機は、防水仕様のプロトタイプで、世界で初めて
の水槽歩行及び実海域での歩行に成功した。本論文は、これ
らのロボットのハードウェアとソフトウェアーについて記述
している。                      
 このロボットは、アクアロボとよばれ、軸対称に脚6本を
持つ昆虫型の歩行ロボットである。各脚は、3個の関節を持
ち、足先に接地センサーを持っている。         
 ロボットの動きはすべてマイクロコンピュータで制御され
るため、ロボットは、凹凸のあるマウンド面の歩行と登はん
が可能で、体の向きを変えないで任意の方向に歩行する能力
を持っている。                    


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.