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円形回転水路による底泥の巻き上がりと沈降に関する実験的研究
港湾技研報告 VOL.028 NO.01 1989.03
執筆者 | 村上和男,菅沼史典,佐々木均 |
所属 | 海洋水理部 (汚泥処理研究室) |
要旨 | 航路やトレンチの埋没の原因となるシルト・粘土など粘着 性微細土砂の挙動は、砂質土とはかなり異なる。本研究では せん断流中での巻き上がり・沈降特性を円形回転水路を用い て検討した。 通常シミュレーションで用いられる巻き上がりフラックス モデルのパラメータは、巻き上がり実験で求める必要がある 。本報告では回転粘度計で容易に求められる底泥の粘度や降 伏値などのレオロジー特性から、巻き上がり実験によらず巻 き上がりフラックスを求める大坪の手法を、若干修正・拡張 して検討した。 また沈降に関してより高精度な濃度予測を目的として浮遊 泥の粒度分布を考慮した沈降のモデル化を試み、実験データ との比較検討を実施した。堆積量の予測だけでなく水質問題 としてとらえた場合には,こうしたアプローチによりSSを 精度よく推定・予測できる手法を開発することが重要である 。 |
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