港湾技研報告

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曲げおよびせん断を受けるハイブリッドはりの耐力特性

港湾技研報告 VOL.029 NO.02 1990.06

執筆者横田弘,清宮理
所属構造部 構造強度研究室

要旨

 コンクリート鋼板によるハイブリッド部材を港湾施設に用
いることが検討されている。採用にあたっては、ハイブリッ
ド部材の力学性状を把握して設計法を整備する必要がある。
本報告ではオープンサンドイッチおよびサンドイッチ構造部
材を対象に幾つかの構造型式を選定して静的載荷試験をを行
ない曲げおよびせん断耐力、ひびわれ性状などを把握した。
今回選定した構造形式では通常の鉄筋コンクリートはりより
力学性状が劣らず十分現地で採用できることが判明した。ま
たハイブリッド部材の構造設計法を今回提案し、載荷試験に
より検証を行なった。この結果、鉄筋コンクリートはりと同
様な設計手法をハイブリッド部材に適用できることが判明し
た。しかし鋼板の座屈、ひびわれ幅の算定、はりの有効高さ
の設定など注意を払う必要があることが判明した。


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