港湾技研報告

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海底地盤の剛性率に関する現地および室内実験(欧文)

港湾技研報告 VOL.029 NO.04 1990.12

執筆者M.Badiey,善功企,山崎浩之,鈴木英男
所属土質部 動土質研究室

要旨

 海底地盤の剛性率を測定するための現地試験および室内試
験を川崎港において実施した。現地試験では、最近開発され
たボトム・シェアモジェラス・プロファイラー(BSMP)
を用いて沖積粘土および緩い砂層の剛性率を調べた。また、
BSMPの結果と比較する目的で、ダウンホール法および標
準貫入試験から剛性率を求めた。さらに、乱さない試料につ
いて、一軸圧縮試験、繰り返し三軸試験を行い、原地盤の剛
性率を推定した。本文では、上記の5種類の方法から得られ
る剛性率を比較することにより、BSMPの適用性について
検討している。軟弱な沖積粘土および緩い砂層にBSMPを
適用して求められた剛性率は、特に、地盤の浅い部分におい
て、ダウンホール法および標準貫入試験により求まる剛性率
とよく一致した。


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