港湾技研報告

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現地データによる砕波帯内の岸沖漂砂量と流速特性の検討

港湾技研報告 VOL.030 NO.02 1991.06

執筆者栗山善昭
所属水工部 (漂砂研究室)

要旨

 長さ427mの波崎海洋研究施設(HORF)において約
2週間の現地観測を4回行った。沿岸流速、岸沖流速ならび
に水面変動を、1地点あるいは2地点で2時間に1回、20
分測定し、砕波位置、砕波形式、砕波率、離岸流の位置を1
日数回、観察した。施設に沿った断面は、1日1回、レッド
などを使って5m間隔で測定した。           
 3つの底質移動形態を仮定し、それぞれの岸沖漂砂量を評
価することによって、流速特性値と岸沖漂砂量との関係を検
討した。さらに、岸沖漂砂量と関係の強い時間平均の岸沖方
向流速、波の主方向の振動流成分、ならびに流速波形の前後
の非対称性を水面変動特性との関係で調べた。


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