港湾技研報告

一覧へ戻る

地球温暖化による港湾域の排水機場機能への影響

港湾技研報告 VOL.031 NO.01 1992.03

執筆者細川恭史,関根好幸
所属海洋水理部 (主任研究官)

要旨

 近年、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加に起
因する地球の温暖化により平均海面水位の上昇・台風の巨大
化・降雨パターンの変化等のさまざまな影響は生じると予想
されている。河口デルタ地域や運河の発達した地域のような
低沿岸域では、高潮時に防潮護岸・防潮堤および防潮水門等
により外水域と内水域とを遮断して、高潮による被害を防止
しているところが多い。このとき、降雨および汚水等の内水
域への流出水は、内水排除計画に基づいて、内水域の湛水能
力を越えないようにポンプにより外水域へ排除されている。
本報告では、内水排除計画への地球の温暖化による影響を、
いくつかのモデル区域を想定し、数値計算を行い比較検討し
てみた。


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.