港湾技研報告

一覧へ戻る

水平管における空気混入軟泥の流動特性(欧文)

港湾技研報告 VOL.031 NO.05 1993.03

執筆者岡山義邦,藤本健幸,鮎貝基和,鈴木誠,福本裕哉
所属機械技術部 浚渫埋立研究室

要旨

 最近の港湾工事においては、通常の浚渫ポンプでの排送が
困難であると考えられるような流動性の極めて低い高濃度の
軟泥輸送に対して、空気を混入した状態で輸送する試みが数
多く見られる。しかしながら、現在各地で試行されている空
気混入スラリ輸送システムは、その設計にあたって過去の実
績あるいは経験に依存する面が多々あり、経済性を評価する
ためにも適切な流送設計の手法の確立が求められている状況
にあるといえる。                   
 そこで、空気混入スラリの流動を適切に比較検討するため
の基礎資料として、軟泥スラリ単独の水平管における流動特
性ならびに空気を混入した場合の軟泥の流動特性の変化を室
内流送実験をもとに明らかにした。           
 さらに、室内実験で明らかにした結果を現地施工データに
よって検証士、的確な現地規模における管内の流動状況の予
測、効率や経済性を考慮した適切な輸送システムの評価、設
計を可能とする手法について検討した。


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.