港湾技研報告

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増粘剤を用いた高流動コンクリートの過密配筋部材への適用性

港湾技研報告 VOL.033 NO.02 1994.06

執筆者福手勤,濱田秀則,三浦幸治
所属構造部 材料研究室

要旨

 コンクリート工事の省力化、コンクリート構造物の高信頼
性化を目指して、高流動コンクリートの開発が望まれている
。                          
 本研究では、増粘剤を用いた高流動コンクリートの開発を
目的に、一連の室内実験、大規模モデル実験、実構造物への
適用実験を行い、従来の方法では締固めが困難な過密配筋部
材への適用性を確認した。多くの配合設計および試験練りを
踏まえて、コンクリートのフレッシュ時に必要な流動性、材
料不分離性、充填性を具備するコンクリートの配合を求め、
硬化コンクリートの強度特性、耐久性(中性化、塩分浸透性
など)を確認した。さらに過密配筋の大型モデルでの充填実
験を行った後に、実構造物での施工を行い、高流動コンクリ
ートの過密配筋構造物での適用性を確認・考察した。


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