港湾技研報告

一覧へ戻る

半たわみ性材料によるコンクリート舗装の急速補修

港湾技研報告 VOL.034 NO.04 1995.12

執筆者八谷好高,市川常憲
所属土質部 滑走路研究室

要旨

 半たわみ性材料による空港コンクリート舗装の急速補修工
法を検証するために、室内試験ならびに現地試験を実施した
。室内試験では、セメントミルクおよびアスファルト混合物
の性状について検討した。次に、現地試験では、室内試験結
果に基づいて選定した材料を用いて試験施工を実施し、載荷
試験を行った。その結果、以下に示すような結論が得られ、
本工法の実用性が検証された。             
1) 交通開放時間はセメントミルクの強度発現状況に大き
  く依存するので、セメントミルク注入時のアスファルト
  混合物の温度を高くすることで、早期交通解放が可能と
  なる。                      
2) 半たわみ性材料の強度は母体アスファルト混合物自体
  の強度を高めることで大きくできるので、改質アスファ
  ルトを用いることにより航空機荷重に対する耐荷性が確
  保できる。


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.