港湾技研報告

一覧へ戻る

鋼板・コンクリート合成部材の純ねじり特性

港湾技研報告 VOL.036 NO.02 1997.06

執筆者山田昌郎,清宮理
所属構造部 主任研究官

要旨

  最近,港湾構造物に鋼板・コンクリート合成部材が使用さ
れるようになった.本研究ではこの種の合成板部材の基本的
なねじり特性を検討した.静的載荷実験として,RC,オー
プンサンドイッチ,およびサンドイッチ構造の供試体(断面
寸法25cm×100cm,長さ200cm)に純ねじりを載荷した.RC
供試体とオープンサンドイッチ供試体には2方向に同量の鉄
筋を配置し,供試体ごとに鉄筋比を変化させた.解析方法と
して,RCはりを対象にしたHsuの軟化トラス理論を,合成
部材に拡張して用いた.本研究の解析方法により,純ねじり
を受ける鋼板・コンクリート合成部材の変形,ひずみ,ひび
割れ幅等の性状を解析的に予測できることが,実験結果との
比較から判明した。


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.